折れないリーダーの仕事 下園壮太

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リーダーでなくても自分のメンタル管理は大切ですよね

この本、私たちが感じる疲労について具体的に深く掘り下げてその段階の説明から解決方法が詳しく具体的に書かれています。
疲労の段階、その時にどんな手を打つべきなのか、周りでどんな援助が必要なのか。
極限状態になることもある、戦争有事の場合を実例に取りながら解説が細かくされています。
ほっといてもいい物から、何か手を打たなければいけない物、詳しく知ることが出来ました。

体の疲労はわかりやすいので回復方法も皆さん各自で持たれていると思いますが
メンタルの疲労は自分でもわかりにくいし、いったん傷ついてしまうと元に戻すのに時間がかかります。

この本の中で疲労には3段階に分けることが出来るという事です。第1段階は睡眠をとることでほぼ回復できるレベル、第2段階は休息で完全には回復できないレベル第3段階はもはや他の助けが要るレベルです。

注目すべきは疲労を取ろうとして行う本人の行動が正しくない行動である場合があるという事です。趣味で気分転換を図るとか、かえって疲労をためる結果にもなるらしいのです。

どうやってその兆候をつかみ、回復するための具体的行動をこの本ではわかりやすく書いています。

結局は睡眠をとった休息こそが唯一の方法であると結論付けていますが、疲労に対して率直に向き合った視線で書かれていて、一読の価値があると思いました。

また、リーダーとして集団を指揮する立場になった場合、勝つことより、負けないことのほうが大事だといっています。

私はメンタル的に普通の人間だと思っていました。
誰もが同じように考えているのではないでしょうか。

そんな私も、比較的精神的に負担の少ない仕事をしてきたつもりでしたが、ある日のこと、営業職で毎日車を運転していましたが、ある日突然、高速道路で冷汗が出始めて、動悸が止まらなくなりました、その日以来高速道路で運転が出来なくなりました。

心療内科で、「パニック障害」と診断を受けて、回復して普段通り運転できるようになるまで6年間の時間が必要でした。

自分自身、何が起こっているのか分からないくらいのショックを受けました。
精神的な疲弊や疲労感というものは、普段なかなか意識していない物ですが、少しずつ心が疲れていっている事はよくある事なのです。

今では、すっかり回復することが出来て、普段の日常生活を送っていますが、

もっと早く自分のメンタル異常に気が付いて対応していれば別の結果になっていたとも思います。

皆さんも自分のメンタル管理に正しく向き合ってみませんか。

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