海外旅行で現地の人とコミュニケーションをとる事って意外と難しいと感じていませんか?ダンもそう感じます、もちろん場数を踏めばそのうち何となく話せるようになるとは思いますが、
今回は、どんな努力をすれば良いのか、ダン自身が続けてきた方法を共有したいと思います。
アジアの公用語は中国語?
ダンにとって初めてのアジアは香港でした、ガイドに頼んで行ったお店で初めて現地の子たちと話す機会があったんだけど、広東語というのは全く分かりませんし、お互い何とかコミュニケーションをとろうと英語も試みたんだけど、お互い中学生レベルで見事な位、全く通じません。
ポケットにメモ帳とペンがあったことを思い出し、漢字で書いてみたんだ。
その時の光景は今でも覚えている。明らかに相手も顔色が変わったんだ。意思が通じる!
お互い感じの文化圏で生活している事を実感する出来事でした。
現地の人とコミュニケーションが取れると、楽しさが倍増する。
相手の子もメモ帳に何かを書き始めた、渡されたものを見てみるとすべて漢字だけど、意味は分かるぞ!
この子が伝えたかった事はこうだ、
「私の友達が千葉に住んでいる、私も将来住んでみたい、1か月いくらぐらいあれば生活できるのか?」
ダンは夢中で漢字を書いて説明した、相手も何度も何度も書いて質問してきた。
話す言葉が違うのに、漢字で書くと意思が通じる、衝撃的な体験だった。
もしも話せたらもっとすごいのではないかと思った。アジアでの漢字文化ってすごいよ!
帰国後、広東語を学んでみようとも思ったんだけど、知り合いに相談したら、アジアで最も話されているのは中国語だから、まずはそれからやるのが効率良いというアドバイスをもらった。
中国語の学習
週一回の授業で中国語の学校へ通い始める。
いつまで続くか分からないが、通い始めた、ちょうど尖閣問題でもめている時で、生徒は私も含め5人ぐらい、メンバーは、個人の趣味から、会社の指示でとかいろいろあったようだ、
何をやるのか
学習方法は、テキストの文章を読み、1文ずつ文法や意味などの解説をして理解していく方法。
私たちが、今まで英語教育でやって来た方法と同じだった。
語学習得の方法
「日本語教育能力検定」という資格をご存じだろうか?これは外国人に日本語を教えるための資格なんだけど、興味深い考察が含まれている。
子供はほぼ、親のつたない指導であっても母語と言われる親が話している言語を簡単に習得してしまうのだが、第二外国語を習得する事はみな苦労するらしい、特に大人になってからはさらに難易度が増す。
どんな方法が有効なのか考えられてきているのだが、答えはまだ出ていない、ただ、読み書きに適した方法と、聞く話すに適した方法は同じ勉強法ではないんじゃないかと言われるようになってきた。
今なお、いろいろな方法が試されている。
言語学習法はいまだ確立されていない、様々な試行錯誤が繰り返されている状態。
文法訳読法
私たちが英語教育で受けた方法。
全く独学で行くなら、この本もおすすめだ!
長所
- 書物を読み、その国の文化や言語の文法を理解できるようになる。
- 文法に従って文章を書き記すことが出来るようになる
- 大人数教育に対応しやすい
- 理解度を確認するテストなどで理解度判定をしやすい。
欠点
- 読む・書きの基本は習得できるが、話すとか聞くのコミュニケーション能力は、ほぼほぼ付かない。
- 中学・高校・人によっては大学と10年近く学習しているはずだが話せる人はほとんどいない。
- こんな学習は役に立たないという批判にさらされている学習法
学習方法によって、習得できる内容が違う事がわかってきたが、現地の人と、話す・聞くはどのような学習が有効なのか、深堀してみたいと思います
聞く話す学習法の変遷
昔、米国は一時期日本を占領している時代があった。この時に日本語が話せる兵士が少なくて焦ったそうだ。急きょ促成で日本後の教育が図られたんだけど、
短いセンテンスを、繰り返し繰り返し暗記させて、習慣化させようという学習方法で、「アーミーメソッド」と言われている。これが改良されて、これがオーディオリンガルメソッドと言われている。TVのコマーシャルで流れている英語会話学校の学習方法だ。
いかし、この学習方法も、いろいろ言われている。
オーディオリンガルメソッド
長所
- 短いセンテンスの暗記で短期間に簡単な会話が習得できる
短所
- 学習者にかかる負担が大きい、面白くない、だから続かない。
- 簡単な会話のみで、そこから始まる本当の会話に進めない。
本当の会話って何?
学習で覚える例文のみだと、こんな感じになってしまう。
- 私の名前はトムです。日本の広島から来ました。
-
俺は、リンだ、生まれは台中、台北で仕事をしている。
- リンさん、趣味は何ですか?
-
サッカーを見る事です。
ここまで、普通レベル会話で従来勉強法でなんとか行けるだけど、本当の会話はここから先なんですよ。
本当の会話
- リンさんご家族は一緒に住んでるの?
-
いや、単身赴任なんだけど、最近娘が思春期であまり話してくれなくなって、、、。
- りんさんそれ心配ないよ、うちもそうだったから、そのうち話してくれるようになるよ。
-
そうかい?トムさんの家もそうだったのか?へー、少し安心したよ。ありがと。
と、こういった所までコミュニケーションが進まないのです。
そこで最近では、もっと文法など細かい事は置いといて、単語を覚えて好きに伝えて会話を楽しもうよ、という流れになってきている。
それが、コミュニカティブ・アプローチという学習法だ。
細かい文法は指摘しないで、コミュニケーションが取れようになる事を重視しする。
例えば、実物の教材を使用したり、ロールプレイイングやディスカッションをして、実生活などで使う言語を、それぞれの場面を設定して活動を行う。
簡単にまとめると
文法訳読法⇒昔からある一般的読み書き学習法。言語の基本はつかめるが、コミュニケーション能力は何年やってもほぼ付かない。
オーディオリンガルメソッド⇒細かい例文を暗記して、繰り返し習慣化できるよう練習する、やっていて大変だし、覚えた短いフレーズの会話しかできない、結局つまらない。
コミュニカティブアプローチ⇒意味を伝えることに集中して、多少の文法的な間違いをあまり気にするな。どんどん話すようにしよう。機会を得るのが苦労するが一番実践的だし、伝わった時の感動と面白さが半端ない。
結局、オール万能な勉強法は今のところ確立されておらずという事なんですね。
基本と実践
台湾に何回か行くようになって、日本から現地で働いている駐在員と知り合った。
事務所の中はほぼほぼ台湾人スタッフで、数人が日本人というパターンが多いらしいんだけど、
何年かすると、話せる人、話せない人に分かれるそうだ。
話せる人
- 日本で独学や学校に通いだいたいの文法が理解している人
- 現地で単語会話を連発して面白会話をしている人
いつまでたっても、話せない人
- 文法知識が全くない人
- 単語だけ覚えても全く会話になっていないのが良く分かる
文法も大切なんだね。
まとめ
最初は基本的な文法的な学習を最低1年はやってみよう。(文法訳読法)
文法がある程度理解出来たら、四声や発音は現地で実践重ねて修正していこう。(コミュニカティブ・アプローチ)
こんな結論になる。
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