定年後、町内会役員に誘われたら?

突然、役員を頼まれたけど、これって面倒なの? 定年後の「町内会デビュー」ってアリ?

定年後こんなことありませんか?

暇でしょ?みたいな雰囲気でお願いに来られるとか、、。

いやいや、これってちょっと慎重になった方いいですよと言うのが今日のお話です。

「面倒」だけでは語れない地域デビューの現実

長年勤め上げた仕事を終え、「さあ、これからは自分の時間だ」と思っていた矢先。
町内会から「役員になってもらえませんか?」と声がかかることがあります。

「えっ、まさか自分が?」「町内会って正直、面倒そう…」と戸惑う方も多いのではないでしょうか。

不思議ですよね、声を掛けられるタイミングといい、、。


ですが、冷静に考えてみると、町内会に関わることは、メリットも含んでいると思いました(当時は、、。)。

今回は、町内会役員の実態をわかりやすく分析しながら、定年後の地域参加について考えてみます。

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「町内会役員になって欲しい」と言われる背景

まずは、なぜ町内会から声がかかるのか。その理由には、主に以下の3つがあります。

  1. 高齢化による担い手不足
  2. 地域をよく知っている人への信頼
  3. 定年後の時間的余裕への期待

現在、全国の町内会では高齢化と後継者不足が深刻化しています。
総務省の調査(令和4年度)によると、町内会活動に参加する世帯のうち、60歳以上が**約65%**を占めています。

つまり、定年を迎えた60代は、地域にとっては貴重な“即戦力”なのです。
頼まれるということは、それだけ地域に期待されているとも言えます。

ただ、実際に役員になってみて感じる事は、広い町内会でこういった事をやっているのがごく一部の人達でそれ以外は全く無関心であるという2重構造でした。

例えば、町内会費を集める場合、払いたくない人ははっきりと拒絶してくるようになりました。町内会は任意団体に当たるので会費の徴収に強制力は有りません。

払いたくない人は払わなくて良いのですが、これって、町内の人と別にかかわり持たなくて結構ですからという意思表示ですよね、そんな考えでここで生活しています、そんな人たちなんです。

こういう人たちが、実は相当増えつつあります。

町内会って面倒?その実態を分解してみる

町内会というと、「会議が多い」「役割が重い」「人付き合いが面倒」など、
ネガティブなイメージが根強くあります。ですが、実際の活動内容を具体的に見てみましょう。

主な活動内容(例:年間)

活動内容頻度(平均)所要時間(目安)
定例会(役員会)月1回1〜2時間
行事運営(夏祭りなど)年2〜3回4〜6時間/回
防災訓練、清掃活動年1〜2回2〜3時間/回
回覧板、連絡必要に応じて5〜10分/回

年単位で見ると、町内会役員の活動時間は年間で約50〜80時間が平均です(地域差あり)。
週に直せば1〜1.5時間程度と考えると、そこまで大きな負担ではないという見方もできます。

私がやっていた、会計は上記以外にお金の引き出し、敬老の日用のお祝い袋の作成、帳簿への記載、年度末には会計報告書の作成などの作業がありました。

しかし、役員になる人は傾向として社会活動に参加しているという名誉欲のある一方で、意見を述べるが体は動かしたくないという、(口を動かして体は動かさない)横着者も多く、要領をかましてる割にはどんくさい人も多く、「それ全部動き読めてますよ」っていう人がとても多かったです。

定年後の「町内会デビュー」がもたらす3つのメリット

では、あえて町内会に関わることで得られる利点は何でしょうか。

メリット?無理やり考えてみました、、。

1. 社会とのつながりを保てる

定年後は人との接点が一気に減り、「孤独」を感じる人も少なくありません。
町内会は、自然な形で地域の人々と接することができる場です。

ある調査によれば、「定年後に町内会に参加してよかった」と答えた人の**73%**が、
その理由に「話し相手ができた」「外に出るきっかけになった」と回答しています。

ご近所さんとの共同作業があるので、ごく自然に関わり合いが出来る事は確かだと思います。

2. 健康維持につながる

人と会い、話し、歩き回る。
この一連の行動は、体と心の健康維持に直結します。

特に男性は、仕事を離れると活動量が減る傾向があるため、町内会活動は“適度な運動と刺激”になるのです。

町内で新しい人間関係を作りたいと考えているのならおススメかもしれませんが、これは人それぞれです。

3. 地域への理解と安心感

防災、見守り、高齢者支援など、町内会は地域の「安全網」としての機能も持っています。
自分が関わることで、災害時の避難ルートや支援体制についても自然と知識が身につきます。

いざという時、「何をすればいいか」「誰に頼ればいいか」がわかることは、大きな安心につながります。

デメリットも存在するが、工夫次第で軽減可能

もちろん、良いことばかりではありません。町内会には以下のようなデメリットもあります。

よくあるデメリット

  • 人間関係のストレス(価値観の違い、派閥的な空気)
  • 慣習が多く柔軟性に欠ける場合も
  • 活動内容が偏ると不公平感が生まれる

こうした問題を避けるには、次のような工夫が有効です。

対処法・工夫

  • 役割を明確に決め、できる範囲で関わる
  • 無理せず断る勇気を持つ(例:「家族の介護があるので今回は…」など)
  • 新しい提案をしてみる(LINEグループ導入など)

町内会は本来、誰か一人が背負うものではなく、皆で支え合う仕組みです。
自分ひとりで抱え込まず、できる範囲で協力するスタンスが大切です。

「人間関係リアル」な場で得られる学びもある

町内会は、職場とは異なり、年齢も価値観も多様な人々が集まる場です。
だからこそ、摩擦もあれば、新しい気づきもあります。

たとえば、「頑固そうに見えて実は気さくな70代」「口数は少ないけれど頼りになる60代」など、
接することで見えてくる人の“裏側”もあります。

こうしたリアルな人間関係は、定年後の人生にとっても大きな財産になるでしょう。


まとめ:町内会に入るかは、自分で「選ぶ時代」

昔は「町内会=義務」?でした。
任意団体として、入るも入らないも本人の意思で決める物との認識が普通になりつつあります。活動自体もそれが無ければ皆の生活が直ちに困るというほどの役割もありません。

町内会に入らないのであれば、ごみ捨て場を利用させないとか、とんでもない事を言う馬鹿が時々いますが、そんな事はありません。ごみを収集してもらう権利は市税を払っている人全員の権利です。

だからこそ、町内会組織はご近所の助け合いの団体という位置づけになるのだと思います。もともとは、みんなの為というより、統治、支配するものが都合よくなるように作られた物なんじゃないでしょうか?

今は「参加は任意」が当たり前になっています。
とはいえ、参加することで得られるものがあるのも事実です。

無理なく、自分のペースで、地域とつながる。
その入り口として、町内会役員の誘いは、決して悪い選択肢ではありません。

面倒だと思っていた町内会が、意外にも「自分らしく過ごせる場所」になる可能性もあるのです。

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