レクサスNXを所有している方なら、一度は「この車で車中泊できるかな?」と考えたことがあるのではないでしょうか。ラグジュアリーSUVとして人気がありますが、実はそのままでは車中泊に向いているとは言えません。
この記事では、なぜレクサスNXのラゲッジスペースが車中泊に適さないのか、そして運転席や助手席で快適に車中泊をするための工夫について、具体的な手順と共に解説していきます。
レクサスNXの基本的な車内スペース
高級感と快適性は抜群だが…
レクサスNXは、高品質な内装と静かな室内空間が魅力のSUVです。前席の座り心地や後部座席の足元スペースは申し分なく、長時間のドライブでも疲れにくい設計がされています。
しかし、「車中泊」となると話は別。寝るためのフラットなスペースの確保が難しくなるのです。
ラゲッジスペースでの車中泊が難しい理由
理由1:シートが完全にフラットにならない
後部座席を倒しても、段差や傾斜ができてしまい、完全なフラットにはならないため、快適な睡眠姿勢がとりづらくなります。段差を埋めるためのマットを使っても、凹凸は完全には消えません。
理由2:奥行きが足りない
ラゲッジスペースの奥行きは約180cm弱(後席を倒した状態)ですが、シートの傾きや形状によって、実際に寝られるスペースはそれよりも狭くなります。身長170cm以上の方にはかなり窮屈に感じられるでしょう。
理由3:天井高が低く圧迫感がある
レクサスNXはデザイン性を重視しているため、SUVにしては天井が低め。そのため、寝返りを打つにも窮屈で、圧迫感を感じやすいです。
理由4:高さがありすぎる
レクサスNXは後部座席を倒して、荷台に寝たとしたら、夜中のトイレの際の出入りに苦労します。
後ろのハッチが自動とは言え、足回りに踏み台が要りますし、ドアからも出にくい辛い仕様です。
理由5:セキュリティーアラーム
レクサスは中に人が乗っていて鍵をかけた場合、少しの揺れでセキュリティアラームがなってしまう。
後部に乗り込むと解除が大変。車内のタッチパネルからセキュリティアラームの設定を変更して、警告音を鳴らなくすることもできますが、エンジンを付けるとまた再設定しないと鳴る。
運転席・助手席で車中泊するための工夫
車中泊に適していない車であることを理解して、仮眠や災害などを前提にして考えるて見る。
方法1:シートをリクライニングして寝る
運転席または助手席を最大限にリクライニングさせることで、ある程度横になることができます。ただし、背中が斜めになるため、腰に負担がかかる場合があります。以下のような工夫をすると快適性がアップします。
工夫ポイント:
- 腰枕やタオルを背中に挟んでサポートを作る
- ネックピローを活用して首を固定
- アイマスクと耳栓で快眠環境を整える
- 足元に荷物やクッションなどでフットレスを作る
シートのリクライニング
手順:
- 席を一番後ろにスライドし、背もたれを可能な限り倒す
- 座席を可能な限り下に下げる
- 背中の凹みにクッションか何かを入れる
- 枕になるものを首の後ろに
- 足元にフットレスになるものを作る
この方法であればかろうじて寝ることが可能です。
トイレに行きやすいし、アラームも消しやすいし、有事の車の移動も早いです。
どちらも試したけど、レクサスのシートは優秀、下手なキャンプグッスより寝やすいです。
後ろのラゲッジスペースは寒いし、固い。なんせ高すぎて足が地面に届かない。
エンジン付けたら速暖で温まる前列シートは最強だと思う。
ベット展開もしなくていいし、楽~
車中泊時に役立つアイテム
アイテム | 用途 |
---|---|
車中泊マット(ラゲッジスペースなら必要) | シートの凹凸を軽減し、快眠をサポート |
サンシェード | プライバシー確保&防寒対策 |
モバイルバッテリー | スマホやライトの充電用 |
USBファン・電気毛布 | 夏・冬の快適温度を維持 |
特にレクサスNXはエンジンをかけずにエアコンを使うことができないため、季節によっては寒暖対策が重要になります。
高速道路で仮眠なら、耳栓あるとよい。トラックのエンジン音対策。
安全面と注意点
- 長時間のアイドリングはNG:近隣への騒音や燃費、環境負荷を考慮して、エンジンはできるだけ止めておくべきです。
- 換気の確保:窓を少し開けておく、または車用の換気アイテムを使用しましょう。
- 駐車場所の選定:道の駅やRVパークなど、車中泊が許可されている場所を選びましょう。
セキュリティーアラームの解除方法
レクサスNXのセキュリティーアラームは、車両盗難や不正侵入を防ぐためのシステムです。
正しい操作を知っていれば、誤作動してもすぐに解除可能です。
車内で動くものを検知したり、外部からの振動によりオートアラームが作動するため、
ペットや動くものを車内に残す時
タワーパーキングへの駐車
フェリーに乗せてカーフェリー旅行に出る際
車中泊で内部に残り施錠するとき
は必ず事前にセキュリティセンサーを停止してからオートアラームを設定解除すると便利。
オートアラームが作動する状況
- メカニカルキーを使ってドアをロック解除したとき
- 車内に残った人が、ドアやボンネットを開けたり、車両をロック解除したとき
- 車両をロックした後に、バッテリーをはずしたとき
- ロックされたドアが、スマートエントリー&スタートシステム/ワイヤレスリモコンを使わずにロック解除されたり、開けられたとき
- 車外からボンネットが開けられたとき
- 侵入センサーが車内で動くものを検知したとき(侵入者がガラスを割るなどして車内に乗り込んだとき)
- 傾斜センサーが車両の傾きを検知したとき
夜中にトレイに行こうと、勝手にドアを開けると鳴ります。リモコンで解除しないといけないのです。
しかも、アラームが鳴ると自動的にドアがロックされ、寝起きでパニックになります。怖い。
真夜中に鳴り響くアラーム。羞恥と焦りでほんとパニック。何回やったことか!!
⚠️ 誤って作動した場合の対応
もし何らかの理由でアラームが鳴ってしまった場合:落ち着いてください(自分がね)
イグニッションONにする←エンジン始動かな?
→ 車に正規のキーがあることを認識させれば、アラームは停止します。
スマートキーの「解錠ボタン」長押し
→ アラームが即座に止まります。
✅ タッチパネルの解除方法(天井にボタンある車種もあります)
センターディスプレーのショートカット画面表示スイッチをタッチ
セキュリティーセンサーのボタンをタッチするとoff/onを切り替えることが出来る。
もう一度タッチするとonに切り替えることが出来る
もしくは
設定画面をタップ
車両カスタマイズをタップ
その他をタップ
セキュリティーセンサー切り替え
エンジンをかけると、解除はキャンセルすると思う(たぶん)
トイレに行くときは、スマートキーを使って開けること。
なので、2人の時は必ずわかる場所にキーを置いておくといいです。
ラゲッジだと鍵が見えず、鍵を探す所から始まり、面倒。
車種によって解除方法が違う
前は天井に解除ボタンあったけど、新型はパネル操作になり面倒。
自分の車の解除方法を確認するとよいです。アラームを鳴らす前に。
解らない場合は車内から「オーナーズデスク」に問い合わせ。
親切に教えてくれますので、まずは確認してみてください。
まとめ:ラゲッジは不向きでも、工夫すればなんとか可能
まず、車中泊には向かない車。でも、仮眠と割り切ればなんとかできる・・・と思う。
レクサスNXはそのままでは車中泊に最適な車ではありませんが、運転席や助手席を上手く活用すれば、なんとか睡眠環境を作ることができます。専用のマットやピロー、季節に応じた装備を用意して、安全・快適な車中泊を楽しみましょう。まずはアラーム対策から初めてくださいね。←これ大事!!
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