世の中には「わざと嫌なことを言う人」がいます──その対処法を考えてみる

こんにちは。定年を迎えて少し時間に余裕が出てきた今、ふとした会話や人付き合いの中で、「あれ?この人、わざと嫌なことを言っているのでは?」と感じたことはありませんか?

このブログでは、そんな“人を不愉快にさせるためにわざと嫌なことを言う人”の正体について分析し、私たちがどう対処すべきかを、できるだけわかりやすくお伝えします。

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なぜ「嫌なことをわざと言う人」が存在するのか

人は誰しも思ったことを口にしてしまうことがあります。しかし、問題は**「わざと」言っている**人です。

こうしたタイプの人間は、以下のような心理状態にあります。

  • 劣等感の裏返し
     自分に自信がなく、他人を攻撃することで優位に立とうとする。
  • 嫉妬心の表れ
     相手が持っているもの(地位、家族、健康、自由時間)に嫉妬し、わざと不快なことを言う。
  • ストレス発散の手段
     自分の鬱憤を、何の関係もない他人にぶつけて気分を晴らそうとする。

例えば、定年後に地域の集まりや趣味のサークルに参加した際、こんな言葉をかけられたことはありませんか?

「あれ?もう仕事してないの?ヒマそうでいいねぇ~」

一見、冗談めかしているように聞こえても、内心では相手の自由な生活を妬んでいる場合が多いのです。

「底辺な職場」には“わざと嫌味を言う人”が多かった

私が再就職したのは、とあるホテルの立体駐車場係でした。
いわゆる“底辺職場”と呼ばれるような環境です。正直なところ、学歴や経歴など一切通用しない、完全な上下関係と嫉妬の渦に巻き込まれる世界でした。

そこで働く中で強く感じたのは、

「どうしてこんなに、わざと嫌なことを言う人が多いのか」

ということでした。

たとえば、初日からこんな言葉を投げかけられました。

「あんたみたいな定年上がりが来ても、こっちは迷惑なんだよね」
「元サラリーマン気取っても、ここじゃ通用しないよ」

「全て私が言った通りに、それ以外はやらないでください、ここでは通用しません」

最初は冗談かと思っていましたが、目は笑っていませんでした。後でみんな高卒だという事を知り、今までそんなことあまり考えたことも無かったのですが、さすがに少し怖くなりました。

その発言、実は“攻撃”かもしれません

わざと嫌なことを言う人の話し方には共通点があります。

  • 皮肉っぽく言う
  • 相手の傷つくポイントを突いてくる
  • 褒めているようで実はけなしている(例:「昔はかっこよかったんだけどね~」)

これは**言葉を使った“マイクロアグレッション(小さな攻撃)”**とも言われ、現代社会で非常に問題視されています。

しかも厄介なのは、言った本人が「冗談だよ~」と逃げ道を用意していること。これにより、反論しづらくなります。


【分析】「嫌なことを言う人」のタイプ別にみる特徴

嫌なことを言う人といっても、実はタイプがあります。それぞれの特徴と心理を分析してみましょう。

1. マウント型

自分が上だと思わせたい人。
→例:「昔、年収1000万だったよ。君は?」
→心理:自尊心の強化。相手を劣った立場に置きたい。

2. 被害者アピール型

自分はいつも損をしていると訴える。
→例:「あんたは恵まれてていいよね」
→心理:同情を集めたい。自分が報われないのは周囲のせいだと思っている。

3. 嫉妬・妬み型

幸せそうな人を見ると嫌味を言わずにいられない。
→例:「あんたのとこは夫婦仲良さそうでいいわね」
→心理:自分が持っていないものへの欲求と不満の爆発。

どのタイプも根底には**「自分に自信がない」**という心理が共通しています。


【比較】対処しない vs. 対処した場合の心の影響

定年後の私たちは、なるべく穏やかに日々を過ごしたいもの。しかし、嫌なことを言われて我慢し続けるのは、精神衛生上良くありません。

対処しない場合対処した場合
ストレスが溜まるストレスが減る
自尊心が傷つく自己肯定感が保てる
相手が図に乗る相手の態度が変わる可能性

自分を守るためにも、ある程度の“戦略的対処”は必要です。

【比較】職場で何も言わない vs. 対処した場合の違い

放置していると、こうした人たちはどんどん調子に乗ってきます。一方で、うまく対処すれば精神的なストレスは大幅に減ります。

状況対処しない対処した場合
職場での空気ピリピリが続く多少の距離ができて楽になる
自分のメンタル自信喪失、萎縮心の余裕が生まれる
相手の態度増長する、嫌味がエスカレート興味を失い離れていくことも

特に定年後の再就職では、「黙って耐える」は最悪の選択肢です。体力も精神力もすり減っていくだけです。

なぜ「嫌なことをわざと言う人」が存在するのか

こういった人たちは、単に口が悪いのではありません。明確な“心理的背景”があります。

  • 強い劣等感
     自分より少しでも優れていそうな人に、嫌味を言うことでバランスを取りたがる。
  • 嫉妬とコンプレックス
     「元管理職」「元公務員」「安定した年金生活」というキーワードに過剰反応。
  • 自分の不遇を正当化したい
     自分が報われないのは社会のせい、周囲のせいだと信じたがっている。

実際、私のいた職場でも「高卒で叩き上げてきた人」が多く、大学卒や元一流企業出身者に対してあからさまな敵意を向けてくる人が少なくありませんでした。こうした人たちは大きく分けて3タイプいます。底辺職場で実際に遭遇した例を元に紹介します。


嫌なことを言う人への3つのシンプルな対応策

1. 「距離」を取る勇気を持つ

物理的にも心理的にも、距離を置くのが最も効果的。無理に付き合う必要はありません。
→例えば、話しかけられても笑ってスルーする、用事があるふりをして席を離れるなど。

2. 「受け流し力」を鍛える

いちいち反応せず、「ああ、また始まったな」と心の中で思う。真に受けないことが大事です。
→頭の中で「これはこの人の問題」と繰り返すのが効果的。

3. 「言い返す」より「質問で返す」

逆に冷静な質問で返すと、相手は意外と動揺します。
→例:「そう言うあなたは、どう思っているんですか?」
→相手は自分の発言に責任を持たざるを得なくなります。


定年後だからこそ「無理に我慢しない生き方」を

私たち60代は、もう人に合わせすぎる必要はありません。人生の残り時間を、自分が気持ちよく過ごすために使うべきです。

嫌なことをわざと投げてくる人に振り回されていては、せっかくのセカンドライフが台無しです。

「自分を守る」ことは「逃げ」ではなく、「成熟した対処法」だと私は思います。

「わざと嫌味を言う人」への最善の防衛策とは

最後に、この記事のポイントを簡潔にまとめます。

  • わざと嫌なことを言う人は、自信がない・嫉妬している・被害者意識が強いという特徴がある
  • 底辺職場にはそのようなタイプが多く存在し、攻撃性が高まっている場合がある
  • 対処法は「距離を置く」「真に受けない」「質問で返す」が有効
  • 無理に我慢しない生き方を選ぶことが、定年後の豊かな人生につながる

あなたの人生は、すでに多くの経験と努力で積み上げられてきた、かけがえのないものです。
そんなあなたを不愉快にさせるだけの人に、これからの時間を奪われる必要はありません。


「嫌な人との距離のとり方」は、60代からの人生を守る“防御術”です。

どうか心をすり減らさず、ご自身のペースで、安心できる人間関係を築いていってください。


あなたが大人として選べる“賢い無視”と“優しい距離”

「対処すること=ケンカを売る」ではありません。
適切に対応し、無駄なストレスを減らすことが、これからの人生を豊かにするコツです。

最後に、もう一度ポイントをまとめます。

  • 嫌なことをわざと言う人は、心に問題を抱えている
  • 無理に付き合わない・受け流す・質問で返すという対処法が有効
  • 自分の心を守るために、相手との“距離”を大切にする

60代からの人生は、気分よく、気楽に、前向きに生きたいもの。
そのためには、自分を不愉快にさせる存在とは、意識的に距離を取る勇気が必要なのです。

相手を気分良くさせる為に、自分が不愉快な思いをする必要はないのです。

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