【地元民が本音で教える】広島観光を思い出深いものにしてほしい──平和公園と宮島を効率よく楽しむコツ

はじめに:ようこそ広島へ!地元民が本当に伝えたいこと
初めて広島を訪れるあなたへ。
せっかくの広島旅行、記憶に残る体験をしてほしい。
地元民である私は、心からそう願っています。
観光地として名高い「平和公園」と「宮島」。
この2つを訪れるだけで、広島の“歴史”と“自然美”の両方を満喫できます。
でも、行き当たりばったりでは時間もお金もロスしがち。
そこで今回は、**「安く・効率よく・思い出深く」**をテーマに、
地元だからこそ知っている広島観光の極意をお伝えします。

広島観光のゴールデンルートは「平和公園」と「宮島」
広島市内の観光で、まず候補に挙がるのがこの2カ所。
【1】平和公園(広島市中区)
- 原爆ドーム
- 平和記念資料館
- 慰霊碑や世界各国からの折り鶴
世界中の人々が訪れる、広島の“魂”ともいえる場所です。
【2】宮島(廿日市市)
- 世界遺産の厳島神社
- 鹿と歩ける参道
- 弥山(みせん)の絶景とロープウェイ
“静”と“動”の魅力が交差するこの2つを、1日で無理なく楽しむ方法をご紹介します。
平和公園→宮島 移動手段は3つ|おすすめは「広電一日パス」or「直通船」
① 広電(路面電車)+フェリー
- 所要時間:約75~90分
- 料金:合計約600~700円
- 経路:広電「原爆ドーム前」→「宮島口」→JR西日本フェリー
② 船(直通:元安川→宮島)
- 所要時間:約45分
- 料金:大人2,200円(片道)
- 発着:平和公園そばの「元安桟橋」から宮島まで直通
③ JR+フェリー
- 所要時間:約45~60分
- 料金:約600~800円
- 経路:JR「広島駅」→「宮島口」→フェリー
おすすめ①:コスパ重視なら「広電の一日乗車パス」
「安く移動したい、でも観光も楽しみたい」
そんな方にピッタリなのが、広電の一日乗車パス(大人700円)。
これ1枚で、
- 市内の路面電車が1日乗り放題
- 宮島口までの往復にも使える
- なんと、宮島の「紅葉谷ロープウェイ」が割引に!
割引情報(2025年8月現在)
- ロープウェイ往復券
通常:2,000円 → パス利用で 1,800円に!
ほんの数百円の差かもしれませんが、ロープウェイや飲食代を含めていくと、一日で1,000円以上お得になることもあります。
おすすめ②:少し贅沢に「平和公園からの船」を使う
「移動中も観光の一部にしたい」「楽して宮島まで行きたい」
という方には、直通の船が断然おすすめです。
元安川にある桟橋から、世界遺産航路の高速船が運航しています。
- 所要時間:約45分
- 景色:原爆ドーム前→川から海へ→宮島の鳥居へとダイナミックに変化
- 料金:2,200円(片道)
広島の川と海、街並みと山々を、水の上から楽しむ贅沢な時間。
これはもう、**単なる移動ではなく“観光そのもの”**です。

宮島に着いたら|厳島神社の参拝だけじゃもったいない!
宮島=厳島神社だけ、と思っていませんか?
それ、実はもったいないんです。
ぜひ体験してほしいのが、弥山(みせん)へのロープウェイ+展望台登山。
弥山(みせん)とは?
- 標高535m、宮島で一番高い山
- 頂上からは360度の絶景
- 曇りの日でも瀬戸内海の多島美が見えることも
移動手順
- 紅葉谷駅(もみじだに)まで徒歩 or バス(なんと、無料です!)
- ロープウェイで獅子岩駅へ
- 獅子岩から徒歩30分ほどで山頂
息は少し切れますが、その先にあるのは、
「来てよかった…」と思える絶景と、広島の大自然の懐」。
「時間がないけど弥山に登りたい」という方へ
時間がない方でも、ロープウェイの獅子岩駅まで登るだけでも十分楽しめます。
- 登山が不安な方
- 弾丸日帰りの方
そんな方には、獅子岩展望台からの景色だけでも感動レベルです。
広島観光1日モデルプラン(地元民おすすめ)
8:30 平和記念資料館見学(90分)
→開館直後は比較的空いていて、ゆっくり見学できます。
10:15 元安桟橋から船で宮島へ
→川から海への景色の変化が旅情を高めます。
11:00 宮島着、表参道商店街で昼食(あなご飯・牡蠣)
→混む前の時間帯が狙い目です。
12:30 厳島神社参拝
→引き潮なら鳥居の真下まで行けます。
13:30 ロープウェイで弥山へ
→獅子岩から山頂へチャレンジ。所要約90分。
15:30 下山、宮島フェリーで宮島口へ
→帰路はゆったり電車がおすすめ。
17:00 広島市中心部へ戻る
→夕方の広電はすこし混みますが、旅の余韻を楽しんでください。
まとめ:広島観光は“準備が9割”。知っていれば、何倍も楽しめます
せっかくの旅、どうせなら「お金も時間も有効に使って満足したい」。
それが人情というものです。
広島は、平和と自然が共存する街。
そして、観光地としての“気配り”もどんどん進んでいます。
今回ご紹介したような**「一日パス」や「直通船」**を活用すれば、
無理なく、無駄なく、でも充実した1日が送れるはずです。
旅の思い出は、計画と選択で深まります。
ぜひ、あなただけの広島の思い出をつくってくださいね。
地元民の私は、あなたの旅が良いものになることを心から願っています。
最後に:広島観光のチェックリスト
✅ 平和公園と宮島を1日で回るプランにする
✅ 広電一日パス(700円)を事前に購入
✅ 紅葉谷ロープウェイ割引も忘れずに
✅ 体力があれば弥山の山頂まで登る
✅ 時間と気持ちに余裕があれば、船移動も検討
広島への旅が思い出深い物となる様に心から祈っております。いってらっしゃい。
コメント