【定年後に仕事を選ぶ時に考える事】 59歳7か月で早期退職した男の話

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こんにちは、59歳7か月で早期退職した男、ダンです

今回は、定年後に再就職を考えた時、知っておいたほうが良い事についてお話ししてみたいと思います。

少し、批判的な文言も有りますのでご容赦頂きたいと思います。

60歳を目前にして、そのまま現在の会社で65歳まで嘱託社員として働く方が、仕事や環境に慣れているし、給与についても、今までの実績も顧慮されて給与的には圧倒的に有利だと思います。

それなのに、いったん60歳で退職して、新たに別会社で再就職の道を選ぶ人がいるのは、現在の仕事にそれだけストレスを感じながらやっているからだと思います。

私も、60歳で仕事を一切やめるという考えはなく、働けるうちは何か仕事をしてお金を稼ごうという考えでした。
それでも、そのまま会社に残る選択はしたくないなと考えていました。実際には父の看病を理由にして退職してしまいました。

これから定年を迎える方の何かの参考になればと思い記してみました。

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楽で、ストレスの貯まらない、簡単な仕事とは。

定年後に再就職の道を選んだ人は、退職後に、ハローワークなどで雇用保険をもらいながら新しい再就職先を探す人も多いかと思います。

再就職を選んだ人に共通する項目として、在職中に感じていたストレスが要因だという人が多い傾向があると思います。

ですから、このストレスがかからないような仕事を選びたいという人もいるのではないでしょうか。

簡単に言い表すと

少しくらい給与が安くても、「ストレスの少なそうな」「他人とかかわらない」「楽な仕事」が良いな

この考え方、危険です

こんな仕事ってあるのでしょうか?

仕事の多くは実際にやってみないと外見だけでは本当の姿はわかりにくいもの多いのではと感じます、リタイヤ組の再就職先で候補に挙がる仕事として、

ホテルなどの清掃業
多くの場合女性限定であることが多いです、トイレなどの清掃で女性トイレの清掃をおじさんがやっていたら、客からクレームが入ります。へやによってはものすごく汚い客室の清掃も有ります、これを、一部屋20分位でこなしていくケースが大半で、スピード感をもって行う必要があります。特に低価格のホテルは客層も低く信じられないくらい汚いという話もよく聞きます。

ビルなどの入館も含めた警備立体駐車場係ビルの設備管理係など、見た感じ、楽でのんびり働いて、人間関係の煩わしさが無く、緩く給与ももらえそうな仕事に見えませんか?

なのに、いつもハローワークなどで求人が出続けているのには理由があるのです。実際にやってみると、思っていたより精神的、肉体的な負担が多くて、長く続かない。

結果として、いつも求人募集をしている、という事になります。

ビルの設備員、実は過酷

ビルの設備員などは25時間勤務です。そのうえ、退職者やら人員不足で25時間の勤務後、引き続き日勤に入るケースも有ります。

これなどは労働基準法の36協定を悪用したなケースだと言えます。人間は機械ではありません、始めのうちは無理して頑張ることが出来てもそのうち無理がたたって体や精神に不調をきたし、長続きしないのではないかと感じます。

定着率が低い状況にも必ず理由があるのです。

現場の近くに、ビル設備の詰め所がありましたが、人員が不足していても、リーダーと言われる人は、定期的な日勤業務を行い夕方には普通のサラリーマンみたいに帰宅していきました

夜勤など負担のかかる業務などは、新たに採用された下の者たちにすべてやらせていました。

先輩社員として、上司として、率先垂範の精神など微塵もない、、、。        やめておきましょう。

休みはシフト制です、シフト制と言うのは、自分か休暇を取っているときに、代わりに誰かがそこで働いているという事です、まとまった休暇も取れず旅行どころか、職場以外での友人関係は難しいように感じました。

求人に職場での状況を正直に書いたり面接で言ったら、誰も来ませんからね。

類は類を呼ぶ

それなりの職場には、必ずそれなりの人たちが集まりやすい事は知っていたほうが良いと感じます。

楽で簡単な仕事に集まってくる人とは

こんな職場には、もちろん長年別の仕事をしてきて、リタイアした後に働いている人もいます。

しかし、リタイヤ組以外にも、なんと、私がホテルの立体駐車場係の嘱託契約社員として入った現場には、傍に、ビル管理の詰め所がありましたが、そこで設備管理員として働いている人の中には30代、40代バリバリ働ける世代の若い衆もいたのです。

どんなことを求めてこの仕事を選んだのでしょう。

気楽そうとか、ストレスなさそう、仕事が緩そうだ、とかそんな気持ちが全く感じられな人は皆無でした。どこかで、きつい事、めんどくさい事はいや、公正さの薄い、人が見てない所では何をやっているのか分からないそんな印象を感じる人ばかりでした。

実際、退職する人も多く、私の契約期間中1年と9か月の期間内で若い衆が3人やめました。退職していく人に皆で贈答品を買って渡すからと言って、のカンパの強要もありました。

楽な仕事が良いなという感情はある意味危険な考え方なのかもしれません。

仕事に貴賤は?ある!

私が嘱託契約社員として在籍した1年と9か月の間感じたのは、職場で、自分の机、椅子があり、そこで仕事をできる環境がどんなにありがたい物かという事でした。

そんなの、サラリーマンなんだから、当たり前のことだと思っていましたが、そうではありませんでした。

誤解を承知で申し上げたいのですが、やはり底辺の仕事を非難する事はしませんが、自分自身がやるのはやめたほうが良いと感じるのです、距離をとる努力をするべきだと感じます。

こんな現場にいた人たちはどんな人だったか

わずかな期間ではありましたが、今まで私の周りにはけっっしていなかった人たちだった印象があります。

会話が成立しない

例えば、昨日の夜私はうどんを作って食べたけど、あなたは何を食べましたかという質問に対して、コンビニですよと帰ってきたりします。聞いている事がレスポンスされないので何度も同じことを聞いたり、会話が続かないケースが多かったのです。

人の話を、注意深く聞くという習慣に慣れてない印象を受けました。

自己評価がとても高い

ダニング=クルーガー効果という言葉を聞かれたことはありますでしょうか、特定の領域で能力の高い者が自分の能力を過小評価する傾向があり能力が低い者は自分の能力を過大評価すという認知バイアスの仮説をいいます。

ダニングとクルーガーによって2012年に行われた「なぜ能力の低い人間は自身を素晴らしいと思い込むのか」という調査によれば、能力の低い人間には以下のような特徴があることが分かった。

  • 自身の能力が不足していることを認識できない
  • 自身の能力の不十分さの程度を認識できない
  • 他者の能力の高さを正確に推定できない
  • その能力について実際に訓練を積んだ後であれば、自身の能力の欠如を認識できる
引用元/Wikipedia

どうしてこんなことになるのでしょうか、こういった人は今まで真剣に人と競争をした事が無いのではないのでしょうか、人と競争をすれば、勝つことも有れば、惨敗する事もあるでしょう。

勝てば、自身のノウハウになりすし、悔しい負け方をすれば、悔しくて勉強へのモチベーションになるはずです。自身を冷静に分析、反省する時間を取ってこなかった結果ではないかと感じるのです。

自分が借金も含め貧乏だったり、私生活で様々な問題を抱えたりしているのに、発想や行動が努力や勉強に繋がらないのです。

その他、向上心が無いお金が無い配偶者がいないというのはそんな生き方の結果になっているのだとも感じました。

結果としてのヒエラルキー構造

階層として見てみると、横の移動ばかりして、上のステージに上がる努力をしない人達に見えた。

外国人労働者がいる職場とは

以前は、中国からの人が多かったようですが、中国経済の発展とともに減少して、現在、ベトナムから来る人が増えています。

現在疫病の流行も一時期よりも少し落ち着いて、外国からの労働者が再び増えてきていますが、彼らや彼女たちはどんな所で働いているのでしょうか。

日本人に求人をしても、すぐやめてしまう

求人に応募が無い、いわゆる日本人が嫌がる仕事についてくれています。きつい、汚い、みじめ(働いている所を知人に見られたくない)ホテルの清掃部門でも働いていました。

そんなところも再就職先としては避けたほうが良いと感じます。

ひどい言い方ばかりしてきました、

しかし、これから定年を迎えようとしている方は長年恵まれた環境で働いてきて、これがごく当たり前のことだと思いがちです、

しかし働きなれた職場を離れ新しい世界へ踏み出す時、想像もした事の無かった世界もある事を事前に知っておくことも必要だと思いました。

私は、決して成功者ではないどころか、失敗ばかりしています、こんな男もいるんだと、これから定年を迎える方に少しでも参考になれば幸いです、

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