本州から北海道へ渡る場合、車でやってきたらフェリーに乗って渡るしかないんですよね。
しかしながら、青森から渡る場合も、北海道から渡る場合も、私たちはこのフェリーに乗る機会というのがあまり無いですね
今回、フェリーを上手に利用する方法などを情報共有してみたいと思います。
まずは予備知識として
フェリーと言えば青函連絡船という言葉が有名ですが、これはJRが旅客と列車を運んでいた頃の連絡船で、大きな事故(洞爺丸事件)の後は、青函トンネルを掘り始め20数年後には、なんとトンネルを開通させてしまい、連絡船、自体を廃止してしまいました、と言う訳で現在では運行されていません。
しかし、青函トンネルを通れるのは列車だけです、車はどうしたらいいのでしょうか?
と言う訳で今回のテーマである、「フェリーを利用する」しかも「お得なチケットを利用して」をにチャレンジしてみましょう。
青函連絡船に代わって、一般車両・貨物や、旅客を運んでいるのが民間のフェリー会社、2社になります。
フェリー会社の種類
まずは、青森から渡る場合ですが、青森港からは津軽海峡フェリーと青函フェリーの2社が運航しています。このいずれかを利用する事になりますが、通常の渡船チケット以外に割引乗車券を入手する方法があります。この辺もチェックしてみる事に致しましょう。
津軽海峡フェリー
青森と函館、大間と函館、で運行されています。便数が青森港から出る航路の方が圧倒的に多いのでこちらを選択する事になると思いますが、観光目的の物好きな方は大間航路を選択するのもありでしょう。
この会社は、旅客、物資、両方をもともとある勝っていた会社で、船体自体も大型で、内部には旅行者が楽しんだりくつろげる施設が充実しています。
青函フェリー
青森から函館間を運航していますが、一時期(1962年)日本通運の傘下になっていたことからも想像できるように、荷物を運ぶ事が優先とされた会社でした。
その後、2000年10月の海上運送法の改正により、自動車航送貨物定期航路事業を一般旅客定期航路事業に事業変更して旅客営業を開始したのです。
という事で、荷物だけじゃなく、旅客も運び始めた、という会社なんです。
誤解のないようにお断りしますが、私自身青函フェリーに乗ってみました、
確かに、豪華さはありませんが、4時間の旅でゴロ寝する部屋やテレビが見れる椅子が設置してある部屋、自販機、シャワールーム、必要な物はすべて整っていて、不満を感じる所は何一つありませんでした。
コスパはかなり高いと言えるでしょう
お得に乗船チケットをゲットする
大切な前提条件
津軽海峡フェリー、青函フェリーともお得なチケットをゲットする為にには事前に予約を行うという事が条件になります。
当日に、いきなり窓口に行ってはダメだという事を覚えておいてください。
季節によって運賃が変わる
そうなんです、年間を通じて運賃が変動します。詳しくは各社のホームページで確かめて下さい。やはり観光時期は高く、閑散期は低い傾向があります。
津軽海峡フェリー
スーパー海割
事前に電話予約かWEB予約を行うの2種類があります。
WEB予約か電話予約を行いコンビニで決済を行う方法は乗船5日前までです。
WEB予約を行い、カードで決済する場合は2日前までです。
青函フェリー
割引クーポン券 割引
これは、3,000円程度の割引になります。
窓口でクーポン券を提示する方法
電話にて事前予約をして、窓口にて、ホームページにある割引クーポンを印刷するか、携帯で表示して割引をしてもらいます。
なお、提示が無ければ無効になります。不思議なルールですが、会社から提示してくださいというお声がけは無いそうなので、忘れずにクーポンを提示する必要があります。
ホームページからクーポン券を印刷するかスマホ画面を提示する
WEB予約してカード決済
キャンペーン割
これは、乗船日の2か月~2日前までに行います。
WEBで予約をしてカードで事前決済する方法です。乗船時期によって運賃が変わりますが、6月時期で13,000円前後になります。
その他の注意事項
青函フェリーでは運賃がお安いので、移動だけを考えるとお得なのですが、自衛隊などの移動で危険物を運ぶケースもあるようです。
その時は、その便が丸ごと乗船停止になりますので、事前情報をホームページ等で調べておく必要があります。
乗船中の楽しみ方
陸奥湾で野生のイルカを見物する
青森港から出港してしばらくは、波の穏やかな陸奥湾の中を航行するのですが、この海域には野生のイルカの群れに遭遇する事があります。運にも寄りますが船のそばまでやって来て一緒に並んで泳いでいる姿を見るれる事も有ります。
こんな時に、小型の双眼鏡でも持っていればいろいろな模様の入った野生のイルカを観察することが出来て思い出に残る事と思います。
津軽海峡を見物する
本州と北海道の中間にある津軽海峡は東西約130キロの狭い海域ですが、中央部は公海となっていて外国船舶が通行できるのです。
ロシアの戦艦も通ります。水深は約450mですが、このわずかな津軽海峡に入った途端、静かだった湾内と海の色や様相が変わります。
色は濃く、波は力強く感じるようになるので、デッキに出て見物するのもありかと思います。
ゴロ寝部屋で、ゴロ寝する
船内には靴を脱いで上がることが出来るゴロ寝部屋があります。わずか4時間の船旅になりますが、来の、ゴロ寝はやってみると意外と体が休まります。
船から降りてすぐに、目的地への運転がある人はここでゴロ寝もありかと思います。大きな窓も有りますし明るくリラックスできる時間の過ごし方になります。
まとめ
ポイントになる事なのでもう一度まとめてみます。
津軽海峡フェリー、青函フェリー共に基本的な方法は共通しているようです。
- 基本となる運賃は季節によって変わるので、各社のホームページで確認すること。
- WEBで予約して事前にカード決済すると割引できる仕組みのようだ。
- 最低2日前までとなるので、車旅など進行するスケジュールを考えて移動する必要がある。
少し手間がかかりますが、乗船前に計画を考えて事前予約をして乗るという事がポイントになるので注意してお得な乗船券をゲットしてください。
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