私の腕は3本ある。と、園児に言われました。それも火葬場で。まぁ~怖い。
そんな火葬場の与太話を書いていこうと思いますので、興味のある人は最後までお付き合いください。
先日
親戚が亡くなり、火葬場まで行くことになりました。
遺体を焼く時間って、結構長くて
待合室でお茶したり、食事したりしますよね。
今回も、親戚でお茶してたわけです。
小さな孫たちもたくさんいて、
アイスやら、たこ焼きやら、チャーハンやら。
あんまり火葬場で食べたいと思えないものも注文してました。
という私もアイスを注文したわけです。へて。
しばらくしてアイスがやってきました。
お世話好きな叔母ちゃんが
「はーーい、注文来ましたよ。注文した人は手を挙げてくださいね~」
とか、張り切って給仕したてんです。
するとね。姪っ子の子供がポツリ
「大人ってずるいよね」と、言うのです。
?
「ずるい? 何が」って、問うわけです。
そうしたら、幼稚園児がですね。
「だって、手が3本あるじゃん。便利でいいよね~~~」
いやいや、2本しかありませんよ。私。
その手は誰の手なのさ。
もしや、故人さん?
食べたいの?
ひぃーーーー!って、心の声が出ちゃいました。
怖いってば。
その子は霊感が強いのか、
炉前ホールには入りませんでした。
怖いそうです。
たぶん、何か見えるでしょうねぇ~~~。
子供あるある。
私も小さい頃は見えましたもんね。
そしてアイス、実食。
食べる前に手を合わせました。
きっと、病院で最期はなにも食べてないので
冷たいアイスが欲しかったのかもと思いました。
安らかに眠って頂きたいと思うこの頃です。
昔の火葬場
今は2024年、そこからざっと50年前の火葬場の話です。
私の祖母の葬儀がありまして、東北地方まで行きました。
青森の田舎でして、同じ苗字が多い地域でした。
なので、お坊さんも火葬場の人も、みんな友達。
そんなフレンドリーな葬儀に出席しました。
お国柄と言うべきか
いろんな風習が違っていてびっくりしました。
髪や爪を御棺に入れる。
仏前に飾ってある菊の花食べる。
え? 葬儀の花って食べるん???
驚きました。が、酢の物になって出てきて、箸が震えました。
青森は菊を食べるのが普通のようです。
時々、おばちゃんがどっさり送ってくれます。
食用菊。
どう調理していいのか迷う食材です。も~酢の物しか思つかん。
まぁ~そこう~して、宴会があり?
酔っぱらた親戚たちと火葬場に向かうわけです。
まー大宴会なわけで、みんなベロベロですわ。
こんなんでいいのか?と。幼くても思った。
そして火葬場
50年前なので、古い古い壊れそうな火葬場。
親戚のお坊さんの御経を読む中
ここで、うちの叔父さん、酔っぱらってて、
お坊さんの横で、チンチン鳴らすんでよ、仏具のりんを。
同級生らしい、けど。
園児か!!と思った。(内心)
そしてその叔父さん。
私をいいところへ案内してくれると。
「おもしろいべぇ~~」って。
ほ~なになに?と思うわけです。子供だし。
そしたら、火葬場の裏側。
「ここ見ろ」って、
なにだろうと見たら、
ばぁ~ちゃん、焼いてるところがのぞける窓や
声にならない悲鳴とともに、後ろに転倒しましたよ。
未だにトラウマです。おっさん!!
え~綺麗に焼けてましよ。ば~ちゃんが。
おかげさまで、どうやって人間が焼けるか学習できましたけどね。(溜息)
その叔父さん、まだ元気。
なんか、長生きしてるのがわかる気がする。
いま、遺体を焼けるところを確認できるのは、火葬場の人くらいです。
ほんと、昭和はすごい時代でしたねぇ~~~(遠い目)
ダンママ
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