「了解いたしました」は失礼な言い方なの?職場で怒られてる場面に遭遇。

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先日、職場での何気ない会話の中で、若い衆が年配者に「了解しました」という言い方は失礼な言い方だから今後使わないように、と言われている場面に遭遇したんだけど。

わざわざ説教するほど失礼な言い方なのだろうか?私なんか長年使ってきたし、違和感を感じることも無かったんだけど、これってどうなんでしょうね

今回は、この「了解しました」について情報共有してみたいと思うわけです。

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「了解」って何?

了解の意味

まずこの「了解」という言葉は国語辞典で調べてみると「承認する」という意味のようです、目上の人や上司が「事情は理解したので承認する」という意味で、それが目下からの言葉使いとして不適切なのか、不愉快だという事なのでしょうね。

感じる違和感

ダンは60代でサラリーマン生活経験者なのだが、目下の者に「了解しました」と返答されて違和感を感じたことは無い、感じますか?

ここでわかるのは、不愉快に感じる人もいるということぐらいなんだけど、あまり厳しく指摘されるとコミュニケーションが難しくなりませんか?

「承知しました」というのが正しいという事なんだけど、ダンは会社でもお客さん以外には言った事無いですよ。

「おまえ」

例えばですが、会社でもし、部下に「わかりました、お前」なんて言われたら、少し違和感を感じるかもしれません。

この「おまえ」という言葉、男性が同輩に使用するか、男性が親しい女性、子供たちなど、自分との距離感が近い間柄で使うケースが多いですよね、多少ぞんざいな言い方にはなるが、もともとの語源は尊敬語だったことをご存じだろうか。

「御前」、高位高官のの男性やご婦人、大名、旗本など、これが語源、なかなかの敬語だと言えるが、これなど、時代とともに用法が変わってきた言葉だと言えると思います。

新語・派生語・流行語

全く新しい言葉を創り出して一般に使われるようになる「新語」2023年の新語「大賞」になった「地球沸騰化」という言葉など地球全体の温度が上がっている様子を表した言葉だが、明治時代など昔の人が聞いたらどう思うだろうか?

近年の生活実感として最近の夏は異常に暑い、猛暑感やそれに伴う線状降水帯という言葉、各地での異常気象を身近に感じた2023年だったからこそ、「地球沸騰化」という言葉がイメージできるのではないか

出なければ「地球」「沸騰」の意味は解っても、用例はきっと、理解できないのではないかと思います。

独立語の前後に新しい言葉をくっ付けて全く違う意味に使う「派生語」。本来の意味ではないがその時代だからわかる事例に当てはめて従来とは違った表見として使う「流行語」などなど

私たちは言葉の使用法が時代によって、少しづつ変化している事になかなか気が付かないで生きているんですね。

国語辞典を編集している先生方は本当に大変だと思いますよ。

どうしてこんな事になる?

20歳未満は飲酒が禁止されています」が、もし「20歳以下は飲酒禁止」と表現した場合20歳も飲めない事になりますが、こういった、用法によって意味が変わってくる文法上の間違いは学校でしっかり学ぶ事になりますし、おそらくは議論の対象にもならないでしょう。

議論になるという事は、どちらにも肯定するだけの理由があって意見が割れている事です、実際この「了解いたしました」に付いても国語辞典の解説でさえ異なる解説をしているものがあります。

ネット上にも、検索すると双方の意見がいろいろ出てくるわけで、困りますよね、今回の「了解いたしました」の否定派は、元々の意味はとか用法はという言い方をします。

一方、肯定派は現在普通に使っているし、無礼を感じることも無いのでどっちだって良いんじゃない?という論調です。

どちらが正しいかはっきり決めてしまう以外に、どっちだって良いじゃないという考えもありだと思いますが一つの方法論として、そんな言い方をされると不愉快だという人の前では使わなければ良いだけなのではないかという思いもします。

社会人になると敬語を使う機会がぐっと増えますし、研修なんかで学ぶ機会が増えると思いますが、実際に体感する事として、マニュアル通りの敬語では相手とのコミュニケーションが深まらないという事もありました。

「いたしました」は敬語ではないのか?

「了解しました」を許せる理由

了解は「事情は理解したので承認します」でした

後ろにくっついている、「いたしました」「しました」はそれぞれ基本形「した」の謙譲語、丁寧語で敬語に当たります。

目上が使う了解の後に敬語を付けて使用するって、おかしくないですか?このことからも元々の用法と意味が変化してきているのではないかと思うわけです。

目下の者から「了解しました」と言われて「おまえ」と違って、あまり違和感を感じないのは、この後ろに敬語がくっ付いているからじゃないかと思うわけです。

使う方も、敬語をくっ付けて相手に失礼が無いようにという配慮をしているように感じるわけです。

別の違和感

ダンが感じた別の違和感

言葉の使い方をみんなの前で、あからさまに注意している風景です、よほど相手を見下してないとできない行為では無いかな?

まとめ

言葉って本当に難しいです、何故ならコミュニケーションツールだからですが、一人で生きていたら必要ないわけです、しかし、社会においては、そうもいきません。

昔は、とか元々の意味はという考え方も有るでしょうが、今回の「了解いたしました」は語尾に「致しました」と丁寧な言葉をくっ付けている事からも、相手に対する敬意は伝わるのではないかと思うのです。

これからも、新語とか派生語流行語など、その時代のニュアンスで新しい言葉や用法が現れる事と思います、使用者が一定数増えれば一般語として定着して行く事でしょう。

最近、職場でも、若い衆が会話の所々で、「ワンチャン」という言葉を頻繁に使っていますよね。意味わかりますか?

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