【定年後は、お金が一気に減る話】 59歳7か月で早期退職した男

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こんにちは、私は59歳7か月で早期退職しました、退職後は少し節約を心がけて次の生活を考えていこうと思っていました。

金銭的にも、贅沢は出来ませんが、そのうち再就職したりで何とかなるかなと思っていました。しかし、退職後1年間は想像以上にお金が減っていき、精神的にかなり動揺しました。

もうすぐ定年を迎える方、定年に立ったばかりの方の参考になればと思いお話ししてみます、何かのお役に立てれば幸いです。

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余裕をもって退職したはずだった

定年前になると、勤続長く、年収も増え、子供が独り立ちする事で教育費の減少、家のローンが終わるなど、自由になるお金も増えてくる人もいるのではないでしょうか。

私は、中小企業に勤めていました、特別贅沢をしていたという意識はありません、と言って、倹約を意識したこともありませんでした。ゴルフが好きで、安くやる方法を考え、結局、民事再生法などで再スタートした様な、安いゴルフ会員権を購入し格安の費用で、趣味のゴルフを週一でやっていました。

年に一度は、お盆などを利用して、近場の台湾へ旅行へ出かけました。これもネットの早割などを使って1週間ぐらいでも格安の費用で楽しんでいたのです。

退職後は、多少支出を絞っていけば何とかなりそうなんじゃないかと考えていたのです。

次々にやって来る納付書類たち

私は有休が30日以上ありそれを消化してもらいの退職だったので10月末の退職でした。

退職をしてしばらくすると国民健康保険料の納付用紙が送られてきました、令和2年度分、残年間保険料269,000円とあります。保険料は前年1月~12月までの所得で決まることが知っていましたが、この金額を見た時はさすがに驚きました。

そのあとは、60歳までの国民年金充足分を支払いました。

年が明けて令和3年度分、国民健康保険料、年間318,000円がやって来ました、そのあと、市民税・県民税などの住民税が140,000円、どんどんやって来ました。

払う必要のあるものは仕方の無い事なのですが、収入がゼロの身分で支出だけがある状態は精神的に凹んできます。

年を取ると貧困に弱くなる

若い頃に、お金が無くなって、給料日まで後一週間、10,000円しかないよ、という経験をしたことがあります。それでも切り詰めれば何とかなるだろうと思い、実際何とかなっていました。お金の減少にあまり恐怖を感じたことはありません。働いて収入を増やせばよいと思っていたからだと思います。

しかし、今、これからの収入があまり見込めなくなっての、手持ちのお金の減少は何とも言えない不安を感じたのです。

今となって考えてみると、不安になった原因は、手持ちのお金の急激な減少だけではないと感じます、状況を正確に把握していない、払うお金に対しての無知もあったと思います、ただ漠然と不安を感じても解決しません。

冷静になって、少し先をシュミレートする

今更ですが、こういった、社会保険料、税金(所得税は除く)は前年の1月から12月までの所得額で計算するので、収入がゼロでも現役だった頃の収入を基準にするのです、

ですから、その次の年は1月~退職した月までの計算、さらにその次の年は、収入ゼロで計算と、だんだん減少していくものなのです。

そんな基本は当然でしょと言われるかもしれません、しかし、実際に収入がゼロなのに、ドーンと請求が来たときは、結構焦ります。

この事を、もう一度思い出して、冷静になって行く事は大切だと思います。

3年の歳月をかけて少しずつ減少していくものなんです、と。

もう一度、社会保険料、税金、

私は、お恥ずかしい事に、社会保険や税金について理解が足りませんでした、サラリーマンで会社任せにして真剣に向き合って来なかったからでしょう。今考えると、ずいぶん意味の無い不安を感じたりもする事にもなりました。

退職後、社会保険を少し整理してみます。

社会保険

国民健康保険 前年1月~12月の所得で計算する

国民年金   60歳までは義務、それ以降65歳までは任意、65歳まで払い続けた場合の金額は

       頼めば役所で計算してくれる

税金
住民税(市民税・県民税)  前年1月~12月の所得で計算する 

所得税           今年1月~12月までの収入

これだけのことなんですが、国民健康保険、住民税は去年の所得で決めるという事。所得税は今年の1月~12月で決めるという事です。

所得税は、所得がゼロになって困っているぐらいだから、悩む必要はありませんね。

問題は、健康保険と住民税です。

私にとっては、理解に時間がかかりました。最初の年は高くても、2年後、3年後にかなり安くなるという事です。そう思えから少し安心をしました。

手持ちのお金の大切さ

お金が無くならなくても、少なかったり、減少したりすると、知恵が回りにくくなるように感じます。少し時間を取って、順番に考えればわかる事でも、冷静に判断出来なくなってくるのです。

ギャンブルなどで浪費している人なども、もともと手持ちのお金が少ないから冷静な判断が出来ずに、ただ増やそうという思いに捕らわれているのではないかとも感じます。

ですから、収入に希望が持てないうちは、今ある手持ちのお金は、増やすことより、出来るだけ減らないようにして行く事が必要に感じます。収入が少なければ、支出を絞るといった事です。

年金繰り上げのメリット

手持ちのお金を減らさないようにすることに関連して、年金の繰り上げに付いても少し考えてみました。

一般には65歳からの受取となっていますが、受け取りを早めたり(繰り上げ受給)、遅らしたり(繰り下げ受給)選択が出来るようです。一度決めたら途中で変更できないともあります。

そこで思うのですが、65歳から満額支給を受けた場合、それまでの生活費で不足するものは手持ちのお金を削ることになります。退職してすぐに、思わぬ高額の請求が来て、そこで感じた心の焦燥感と闘う必要があるのかな?なんて思います。

繰り上げ受給を選んだ場合、1か月早くなるごとに0.4%減額されるそうです。63歳からだと支給90.4%で約1割の減額になり、私の場合、概算で月額132,000円が119,000円位になります。もちろん、これから、税金や社会保険料が引かれても、10万円位にはなるのかなと思います。

ローンも終わっていますので、よほどの野望を持たなければ、何とか生きていけるのではないかとも感じる訳です。

少なくとも、受給を繰り上げた場合、63歳以降は手持ちのお金の減少額が減るでしょう。

副業を考えて、年金+αを考える

更には何か副業を考えて年金にプラスαを考えることが出来れば夢が広がりそうです。

先ほどの繰り上げ受給で2年繰り上げると、私の場合10,000円位の減額なんですが、この程度の金額は別の方法で稼ぎ出してやるぞ!ぐらいの野望があっても良いようにも感じます。

何もしないで消費するだけではなく、年金+αを実現できれば、生活に役立つでしょうし、何より第2の人生に希望や楽しみが出てくるようにも感じるのです。

副業は時間がかかる

ところで、副業と一言で言っても、いろいろあると思います。簡単に分けてみると

フロー型
労働した時間だけの収入を得る(一般的な労働者)

フロー型は働けばすぐに収入を得ることが出来ますが、働かなければ収入がありません。時間を消費するのです
バイト・契約社員・従業員・一般労働者など

ストック型
儲かる仕組みを作り収入を得る、頻繁な営業活動無しに収入が発生する

収益を上げるまで時間がかかります。時間を掛けたとしても必ず仕組みが出来るかは不明です。 
投資・不動産業・YouTube作成・ブログ作成など  

リタイアするまで、ずっとフロー型で収入を得ていたので、ストック型にも挑戦したい気持ちがあります。

投資などは

そもそもそんな投資資金がありませんし、手持ちの資金を投資によって増やそうとすることは、詳しい知人に聞いてみると、「カモ」なんだそうです。

文字通り、鴨がネギを背負って鴨鍋にして下さいと尋ねて来るものだとか、リスクなしに本当に儲かるなら、人に勧める前に自分がやると本人は言っておりました。

新型NISAなども、これから積み上げるには年を取り過ぎではないかとも感じます、

不動産業も何も持っていない者が簡単に出来る事ではないでしょう。

私に出来そうなのはPCを使ってコンテンツを制作するぐらいですが、YouTubeもブログもオワコンと言われて久しいものです。

でも、あまり費用もかからず、時間も有るのだからチャレンジ位してみる価値はあるのかなと思いました。

2年前の話です。

毎日コツコツ

あれから、2年が経過しました、訳が分からず始めたYouTubeも収益?なんて言えるほどではありませんが収益化までこぎつけました。

ブログも、収益?笑ってしまうような微々たるものですが、Googleアドセンスの審査には合格して広告が入るようになりました

これからどうなっていくのかわかりませんが、モチベーションだけは維持されています。

継続は力なりの言葉を信じてフロー型の副業を考えてみませんか?

退職後は、しっかりした収入のめども無く、時間はあるが、時間だけはあるという生活になりがちです。何か決めてコツコツと継続する事も必要かと思います。

何もしなくても、お金はかかる、ならばできる行動してみようと考えています。

お金の問題は全ての基本、これさえ軌道に乗ればなんとかなるようにも感じるのです

これから定年を迎える人や、定年になって日が浅くどうするか考えている方に、少しでも参考になればと思いお話ししてみました。

こんな男もいるのだと笑って戴ければ幸いです。

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