【59歳7か月で会社を早期退職した男のお話し】

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こんにちはダンです、私は長年働いた会社を59歳と7か月で退職しました、現在現役で頑張っている人もいるでしょう。

サラリーマンであれば、55歳で役職定年になり、60歳で定年退職ですね。役職を解かれ、後輩から営業の指示を受けるようになる事は、自営業の方にはわからない感覚だと思います。

その後は1年更新で65歳までそのまま嘱託社員として働く道、いったん退職して新しくハローワークなどで老人向けの仕事を探すかだと思います。

若いころは仕事のことばかりで老後を考えた事もありませんが、自分はどんな選択をして行くか考える時がやって来ます。

今回はダンが退職を決意するまでのいきさつをお話ししてみたいと思います。

これからそんな年齢を迎える人の参考にしていただければ幸いです。

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疫病下、急激に状況が変化

働いていた会社は安定していて仕事にも慣れて労働強度は高く感じていませんでした、60歳で定年退職を迎えその後は嘱託で65歳まで働くのかなと思っていた矢先、90歳の父の体調が悪化しました。もともと病院には定期的に通って持病とも付き合ってきたわけですが、急に悪化し病院に週1回、行くようになりました。ちょうど疫病が流行っていて人の移動が難しかった時期です。

実家に帰り状況を知るうちに、母も90歳と高齢で父の世話にも制限があります、タクシーでの移動も難しく、私がマイカーでやるしかないのではないだろうかという考えに代わって来ました。

59歳7か月で退職

会社へ退職の意志を伝えてから、後任人事とか会社もさぞ大変だったと思います、しかし何とかなるものです、半年後には後任の者も採用され、20年以上働いた会社を正確には59歳と7か月で退職しました。

父の通院も当時は1週間に1回もしくは2回というものでした、

時間も有りますので、実家で時間を過ごしたり、その後、ハローワークへ行ったりしました。

ハローワークで言われた事

会社を辞めると、ホントに辞めてますよと言う証明書を発行してくれます。退職証明書というものです。これをもってハローワークへ行くと失業保険の給付が受けられるわけです。

在職中は長く、雇用保険を納めてもいたので給付を受けようと思いました。150日分の給付が受けられることになりましたが、60歳の定年退職ではなく自己都合退社になるので、給付までに3か月の待機期間があります、と言われました。通常の定年退職より5か月早かったわけです。なんだかな~と思いましたね。

続いて、こんなことを言われました、疫病下で制度が緩和されて今は2か月待機で良くなっています、が、あなたの場合制度が施行する2日前に退職しているので、適用されません。退職日が、あと2日遅かったら良かったんですけどね、女性の担当者が優しく言いました。

ツキが無いなと思った事を覚えています。

何か資格を取ろうとする

実家の介護を手伝う事を考えて退職の道を選択したわけですが、自分のこれからの人生などしっかりした計画を考えていませんでした。

何はともあれ、何か資格を取ろうかと思いました。ハローワークでも再就職に役立ちそうな資格の取得には2割の費用補助をしてくれるそうです。

普通Ⅱ種の運転免許でも取ろうかと漠然と思った訳です。教習所に申し込み、3か月くらいで取得できたかと思います、その後、引き続きマイクロバスが運転できる中型の免許もついでに取りました。

フォークリフトの免許も講習を受けに行きました、履歴書に各項目が増えるのですが、その後、世の中が、私のような年齢層にそんな仕事を全く期待していない事をのちに知ることになります。

毎日、実家の食料買い出しまたは病院の送り迎え、でない日は、教習所、このころから、少しYouTubeなんかの動画にも興味を持ち出して、これどうやって作るのだろうと勉強を始めています。

ブログも、完全にオワコンで今からやっても収入に結びつかないとネットで知りましたが、興味があったのでやってみる事にしました。

仕事を辞めたとはいえ、毎日、比較的やることがあったので逆に精神的には楽な時期だったかもしれません。

父の死後、目標がなくなる

父は長く前立腺がんを患っていました

この病気はしっかり管理をして行けば長く生きられると聞いていました。実際に、発症から10年以上元気で過ごしていました。

疫病が流行り、その予防注射を3回目打った後、関係が無いとも思いますが、見た感じで元気がなくなりました。

どうゆう訳か足に水が貯まるのかパンパンにむくんでいるのが私にもわかるようになってきました。疫病下で入院すると何かあった時には、病室への入室は、親族の人でも出来なくなると言われずいぶん悩みました。

親の死に目に会えない?今では信じられないような発言ですが、例の疫病が流行のピークを迎え、テレビでは毎日、本日の新規感染者数を、県別で発表報道していた時期です。それが普通に言われていた時期だったのです、全く不幸な事です。こんなことがあって良いのかとも思いました。

ここでも、ツイてないなと思いました。

父は年が明けて4月を過ぎるころから、食欲も無くなり、足もむくみもひどくなりました。通っていた病院は都会の離れた大きな病院でした、疫病下出来るだけ来ないで欲しい感が伝わってくるような対応でした。

そこで考えたのは、近くの開業医で見てもらい、処方箋は大病院で投薬してもらう、それを私が受け取りに行く、というものです。週に2回、3回と取りに行きましたが都会の病院まで距離があるので車を使っても結構大変でした。

ある日、開業医の先生に、あとどのくらい持ちますかと聞いてみたのです。

1ヶ月持てばいいと言われました。

とにかく、ビックリしました。

そんなに状況が悪いと思っていなかったのです。すぐに遠くに住む姉にも知らせたのです。

まもなく、8月にはあっけなく、本当に元気だった父があっけなく逝ってしまいました。

その後、

父の死後は、疫病下、本当に寂しい葬儀になりました。今でも思い出すのが辛く感じます。

実家の登記変更、金銭関係の相続手続き、すべて高齢の母へ変更の手続きを行いました。

特に土地家屋の登記変更は法務局へ通いました。疫病下で対面の相談窓口は閉鎖されていましたが、係の人が出来る限りのアドバイスをしてくれたおかげで、自分でやることが出来たのでした。

サラリーマンは自身で稼ぐすべがない

一段落立つと今度は虚無感が襲ってきました。

自分はいったい何をしているのだろうか、何をしようとしているのだろうか、全く目標が見えない感覚を感じます。

あのまま、会社を辞めずにいたら今頃はどんな事を考えていたかなとか、考えても仕方が無い事が頭に浮かんできます。会社で信頼されある程度自分の仕事にも自信を持っていたとしても、いったんその会社を離れてしまうと何をするべきなのかもわからなくなってきたのです。

勤続が長い人でも、会社から仕事やノルマを与えられて仕事をさせてもらっていたのだという事を感じたのです。

自分で、やることを見つけて実行していく事に全く慣れていない事に気が付きました。

家族からも35年のサラリーマン人生を全否定

うれしい事もあった

私が働いていた会社というのも50名くらいの零細企業でした、しかし、退職時に退職金があったのです。あまり期待していなかった中、私自身とてもうれしかった。金額は300万円弱でした。

公務員や銀行員など1000万円から2000万円もらう人もいるみたいですが、私にとって中小企業ながら退職時に300万円のお金を用意してくれた経営者には感謝しかありません。

家に帰って、妻にもその話をしました。妻の反応は、たったそれだけなの?というものでした。

妻の周りでは退職時に1000万円位退職金をもらうのが普通なのだそうです。

このころ、家族からも在職中は自分のことばかりやって家庭のことを考えていないとか、今までどれだけ私の存在が迷惑だったかを言われることがありました。

早期に仕事を辞めてしまい、毎日家でPCを前にして遊んでいると非難されたのです。

私の35年のサラリーマン人生を否定されたような気がしました。

一人娘も、同じような事を言いました。きっと、そうだったのだと思います、自分のことばかり考えた人生を歩んできたのでしょう。

それでも退職後人生をスタートした

これからどうしていくのか、考えるようになりました。まずは少し仕事をしてお金を稼ごうとも思いました。と言っても、現実はと言うと、

ハローワークで仕事を探してみると、60歳ぐらいは期限付きの契約雇用位しかありませんでした。それも、夜間の警備員とか、駐車場の管理とか、清掃とか、そのころは気分も落ち込んでいたので、社会からあまり必要とされてない疎外感も感じました

一方で、ブログの運営やYouTubeなど今までやってみた事の無い物へのの挑戦もしてみたいと思ったのです。

退職後の1年間はこんな混とんとした状態で生きていたのです。今思うと、きっと当時、私の体からは激しくマイナスオーラが出ていたことだと思います。

まとめ

退職後に具体的な計画を立てている人はあまりいないと思います。また退職後は、自分で仕事を見つけることの難しさを初めて知る人も多いかと思います。

ただ、考えてばかりではなく、行動を起こさないと人生は変化しないことも確かだと思います。まずは何でも行動を起こすことが大切だと思います。

これから退職を迎える人の何かの参考になればと思い書いてみました。

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